ヌルぞうの 施工関連日記です
㈱アリショウは2022年
T-styleからヌルぞうに
屋号を変更しました!!
今日は過去記事(アメブロ)に社長が
書いた記事の抜粋です
ヌルぞうのお客様はご自宅の塗装に関して
詳細に調べて情報を比較されるお客様が多く
社長のblogを読み込んでくださり それが
決めてとなって発注してくださる方がほとんどです
今日は過去記事からガルバリウムの屋根の
塗装について書いてみます。
今回はガルバリウム鋼板についてです
築18年の鉄骨3階建て外壁は窯業系サイディング張り
屋根はガルバリウムメッキ鋼板
中古で購入されたお住まい
メンテナンスの履歴は定かでないとの事
鉄骨造の割には、
サイディングの割れがほとんどない
シーリングは経年劣化で切れているが、、
アール屋根は、
無塗装のガルバリウム鋼板
露出部の鉄骨は、残念ながら
ドブ漬け(溶融亜鉛メッキ)ではありません
陸屋根は、
ゴムシート防水に防滑トップコート
そこへ安い人工芝をボンドで張り付けている
それにより、水はけが最悪になり
雨が降ると「お池」が出来るそうである
苔が、うっそうと茂っています
さぁ、
ガルバリウムと屋上の
ゴムシートの改修をそうするかな?!
まず、屋上やベランダのゴムシート防水
どうやら、
一度メンテナンスをされているようです
ポリマーセメント系塗膜防水が
トップコートで施工されています
更に、悪いことに
その上に、ボンドで人工芝を
張り付けてしまっているのです
人工芝を剥がしても
ボンドで下地は、凸凹ガタガタ
下地がゴムシートの為、
ケレンで削り取ることもできない
となると、
凸凹ガタガタのまま再度、
ポリマーセメント系塗膜防水をするか、
機械固定式塩ビシート防水をするか、
他にも工法はあるが、一般的には
どちらかしか選択肢はありません
今回は、狭いバルコニーは
屋上は、
ご提案をさせて頂きます
さて、
ガルバリウム鋼板の屋根は、
どうしようかしら?!
無塗装でメッキ仕上げの
ガルバリウム鋼板です
錆は発錆していない
大きな傷も見当たらない
じゃぁ、今回は塗装をするのを
見送りましょうか
塗装ができないわけではないが
あえてこのタイミングでする必要もない
ということで、
築18年のガルバリウム鋼板の
塗装をすることは選択肢から
外してしまいました
とは言え、
このジャッジは正しいのか?
ガルバリウム鋼板を製造している
日鉄鋼板の技術者にインタビュー!!
なるほど、
教科書通りの答えが返ってきました
なるほど、環境にもよるけど
キッチリ、JIS規格通りに製造されていても
20年は何もしなくても問題ないってことですね
メッキ層が厚ければ更に長持ちすると。。。
なるほど!
それで、昔よく使っていた
軒天や倉庫の外壁に
白いブツブツが大量発生していたのか!?
日鉄の技術者さんは、
ネットには、いろいろ書かれていますが、
お客様が、見た目が悪いから
塗装したいと言えば、それも正解です
現状を、しっかりチェックして
問題がなければ塗装しなくても
それも正解ですとの事。。。
厳密に検討するのであれば、
電磁膜厚計で、メッキの残存膜厚を
計測して判断されると良いかと、、、
そこまではしないです!
と、
直通電話番号まで教えて頂き
とてもフレンドリーな
日鉄の技術者さんでした
無塗装のガルバは
塗装するかしないかで
よく議論になっていましたが、
これで、胸のつっかえが
綺麗に取れた気がします
それでも、
頑固なハウスメーカーさんも
いらっしゃるそうで、少し呆れ気味な
製造メーカーの担当者さんでした( ̄▽ ̄;)
ちなみに、更に耐久性のある
マグネシウムを追加したSGL鋼板
なるものも開発されています
ますます、塗装が必要なくなりそうです